
チューナーが欲しいけどどれがいいの?

チューナーにはどういったものがあるのですか?

具体的に説明していきますので是非参考にしてみてください。
この先は以下の内容について解説していきます↓
- チューナーについて説明
- チューナーの種類と特徴
- チューナー以外の調律方法
- おすすめチューナーご紹介
- ポイントとまとめ

ここで筆者のご紹介します。
音楽歴20年以上、主にギタリストとして活動。プロのアーティストをメインに全国各地でサポートギター、レコーディングなどに参加。年間最高150ステージ以上、通算1000ステージ以上のキャリア。DTM製作も行っておりアーティストや企業などに楽曲提供。下積み時代に音響関係の仕事に関わりPA機材など知識もあり、新規店舗などの音響設置のコンサルなども行う。また介護・医療施設などの音楽レクを取り入れたボランティア活動もしております。
この記事をご覧頂いて、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
この記事をご覧頂いてわかることは...
- チューナーについて理解できる
- チューナーの必要性
- 色々なチューナーを知ることができます
- お気に入りのチューナーが見つかるかも

では、本題にいってみましょう!
チューナーについて
チューナーとは?
ここでは「チューニング・メーター」の意味でギターや管楽器などの調律を行うための電子機器になります。
テレビやラジオなどの受信機を表す意味でも「チューナー」と呼ばれますね。
楽器にとってチューナーはとても重要な存在であります。音を正しく調律することは楽器をする上で基礎中の基礎です。
音感を持っている方ならチューナーがなくてもそれなりに合わせられると思いますが、ほとんどの方が音感を持っているわけでもありません。
音感は鍛えることもできます。幼少の頃に得た「絶対音感」とは違い、繰り返し楽器をやり続けることで後からでも感覚的に身に付きます。これを「相対音感」と呼びます。
そのためにはチューナーなどの機器はとても大事な存在です。チューナーといっても現在たくさんの種類がありますのでひとつひとつ解説していきましょう。

次の項目の「種類と特徴」をご覧ください。
チューナーの種類と特徴
針式クロマティックチューナー
【特徴】
オーケストラや吹奏楽部、アカペラの方に愛用されているクロマティックチューナー。
クロマティックというのはクロマティック・スケールなど呼ばれており「半音階」の意味です。
12平均律半音階(C、C#、D、D#、E、F、F#、G、G#、A、A#、B)の調律ができます。
見た目もアナログ針が付いており好みによってはこちらが好きな方も多いです。

メトロノームなども付いている機種もあり、練習用にぴったりのチューナーですね。
クリップ式チューナー
【特徴】
こちらは名前のとおり楽器に挟んでチューニングする最も汎用性の高いクリップチューナーです。
このクリップ式タイプは主に「ピエゾ素子」と言われるマイクを使用し音の振動を拾うしくみになっています。
直接楽器に挟みこむため他の楽器の音、歌声、環境音など拾いにくい性質でもあります。
※楽器になんらかの振動をキャッチした場合は拾ってしまいます。

操作も簡単で携帯性に優れているので、多くのユーザーが使用しています。
ペダル式チューナー
【特徴】
こちらはペダル式のチューナーでケーブルを繋ぎ足でON/OFFの操作が出来るタイプです。
主に電気信号を使った「エレキギター」「エレキベース」「エレアコ」などに使われています。
足元にあるので瞬時にチューニングモードに切り替えれるのがメリットですね。このスイッチをONにした場合、音を外に出さずにチューニングができます。

演奏場所にもよりますがエレアコの場合はチューニング時、生音は多少聞こえてしまいます。
ラック式チューナー
【特徴】
ラック式のエフェクターなどと一緒にマウントされ事の多いチューナー、プロのギタリスト/ベーシストさんが良く使っているイメージです。
画面も横長に大きくチューニングの針が視覚的にカッコいいことから憧れる方もいるんじゃないでしょうか。

ライブハウスなど雰囲気のでた場所ではこういったチューナーもおしゃれのアイテムになります。
チューナーアプリ
【特徴】
最近ではアプリの普及によりチューナーアプリを利用されている方は多いんじゃないでしょうか。
チューナーアプリにはシンプルなチューナーからメトロノームやギターコードなど色々入ったマルチなチューナーもありますよ。
クリップチューナーとは違いスマホに付いているコンデンサーマイクを利用して音を拾う仕組みになっております。

チューナーアプリは別記事にて紹介してますので、そちらも是非ご覧ください。

チューナー以外で調律する方法
音叉
【特徴】
こちらは音叉という鉄の棒なのですが、これを使ってチューニングを行います。
使い方としては
- 玉の部分を下にその付近の棒を軽く持ちます。
- 二本出ている棒で何かを軽く叩きます。
- 音叉の丸部分をギターのボディーにあてる。
- その音を聴きながらギターの5弦の音を合わせる。
- あとは5弦の音を基準に各弦の音を合わせていきます。

この音を聴いてるとなぜか癖になり何度も鳴らして頭にあてていたこともありました。なんか癒しを感じます。
調子笛
【特徴】
こちらは合わせたい音を笛のように吹いて調律するタイプのものです。
半音階の音も出せるので「半音上げ」「半音下げ」などのチューニングもできます。
三味線や三線などによく使われているイメージでもあります。もちろん他の楽器でも使用できます。電池なども必要なく軽量なので予備として持っておきたい一つでもあります。

音を聴きながらの調律なので音感は鍛えられますが、初心者の方は慣れるまでに時間は必要になりますね。
他の楽器を使って調律
【特徴】
基本としては正しく調律されている楽器が条件ですが、ピアノや電子ピアノなどで使って調律する方法があります。
最初は慣れていないと神経質になってしまいがちですが、これが出来るようになるとなんか音感あるみたいでかっこいいですね。
また多くのアップライトピアノやグランドピアノなどは基音が「440-442Hz(ヘルツ)]に合わせられているので、一緒に演奏する場合はピアノに合わせる必要があります。
※電子楽器などは「Hz」を変更できるものがほとんどです。

複数の楽器を使って演奏する場合は必ず基音は合わせておきましょう。
人気のおすすめチューナー【5選】
KORG(コルグ)PitchCrow-G AW-4G BK
・よりコンパクトで、軽量に。ムダ一つない効率設計。
・高い視認性を誇る、鮮やかなフルカラーLCD。
・ギター/ベース専用のモードを搭載、フラット/カポ設定も可能。
・ビギナーに最適な、1弦巻き過ぎ警告機能。
・±0.1セントまで追い込める、超高精度チューニングも可能。
・電池寿命約24時間のロングライフ設計。

赤と青と白の液晶部がとても見やすく簡単操作なので初心者の方にもおすすめしてます。
tc electronic(ティーシーエレクトロニック) POLYTUNE CLIP
PolyTune Clip (ポリチューン・クリップ)は、全6弦のチューニング情報を一気に表示できるポリフォニック・モードの他、単音チューニングのクロマチック・モード、+/-0.02セントの超高精度ストロボ・チューニング・モードといった、あらゆるシーンに対応するチューニング・モードを、クリップ式のコンパクトなケーシングに内蔵しています。

こちらはポリフォニック・チューナーと言い、通常のモノフォニック・チューナーでは出来ない全弦同時に表示させれる画期的なチューナーでチューニングの短縮にもなります。また変則チューニングなど多様される方には重宝されます。
D’Addario (ダダリオ)NS Micro Headstock Tuner PW-CT-12
・New フルカラーディスプレイ
・縦横4方向の画面表示角度切り替え
・Newボタンコンフィギュレーション
・キャリブレーション幅410-480Hz
・新たなPiezo トランスデューサーによる精度の高いチューニングが可能

ギターのヘッド裏にちょこんと隠れる感じがかわいらしいチューナー。
液晶部は小さいが、チューナー自体を目立たなくしたい方ならいいかもです。
BOSS(ボス) TU-3W
TU-3W は、業界標準であるTU-3 同等の堅実なチューニングを提供、さらに既存回路を一から見直し、バッファとトゥルーバイパスの切り替え機能を搭載することで、チューナーにおいて不可欠な、色付けのないピュアな信号伝達をどのようなシチュエーションでも実現できます。TU-3Wは違いのわかるハイエンド・プレイヤーの為のプレミアム・チューナーです。

ロングセラーのペダルチューナーです。
ギタリスト、ベーシストでこれを知らない方はいないくらい有名な機材の一つです。
tc electronic(ティーシーエレクトロニック) POLYTUNE 3 MINI
polytuneの輝かしい歴史を継承したPOLYTUNE3 MINIは常時ONモード、高い評価を 受けるBONAFIDE BUFFER回路などかつて ないほどの多機能をコンパクトな筐体に詰め 込みました。
トゥルーバイパスの大量のペダルで組まれた ボードや長いケーブルを使用すると大切なあ なたのトーンが損なわれる恐れがあります。 POLYTUNE 3 MINIは、信号劣化を抑え、 SN比が非常に高いBONAFIDE BUFFERを内 蔵しているため、あなたのトーンを守れます 。 また、バッファードバイパスモードとトゥ ルーバイパスモードは手軽に切り替えること ができます。

こちらは先ほどご紹介したPOLYTUNE CLIPのペダルタイプです。
ギターの場合、今まで1音ずつ確認してきたチューニングですが、こちらは全弦鳴らしてどれがズレているかすぐに確認できます。どれか弦をチューニングするとギターの構造上、どれか音がズレる時があります。その時に視覚的に確認しすぐに修正できます。
ポイントとまとめ

上記の「チューナー」を比較表にまとめてみました。
【こんな方におすすめ】
- 新しくチューナーの購入を考えている方
- 予備のチューナーがほしい方
- ライブ用に高性能のチューナーが欲しい方
さいごに
いかがでしたでしょうか?
この記事を見て頂いて少しでも読者さまのお役に立てれば嬉しく思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。

素敵な音楽ライフを!
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