
新しいピックが欲しいけどどれがいいの?

ピックにはどういったものがあるのですか?

具体的に説明していきますので是非参考にしてみてください。
- ピックについて説明
- ピックの種類と特徴
- 初心者におすすめピックご紹介
- ポイントとまとめ

ここで筆者のご紹介します。
音楽歴20年以上、主にギタリストとして活動。プロのアーティストをメインに全国各地でサポートギター、レコーディングなどに参加。年間最高150ステージ以上、通算1000ステージ以上のキャリア。DTM製作も行っておりアーティストや企業などに楽曲提供。下積み時代に音響関係の仕事に関わりPA機材など知識もあり、新規店舗などの音響設置のコンサルなども行う。また介護・医療施設などの音楽レクを取り入れたボランティア活動もしております。
この記事をご覧頂いて、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
- ピックについて理解できる
- ピックの必要性
- 色々な種類のピックを知ることができます
- お気に入りのピックが見つかるかも
ピックについて

【ピックとは?】
ギターなどの弦楽器を弾くための道具。大きさはペットボトルのふたくらいで、薄い三角形をしている。持ち方は主に親指と人差し指で挟んで持ちます。それを弦に当てて、弾いて音を鳴らす。これらピックを用いた奏法を「ピック奏法」又は「ピック弾き」と言います。初心者の方は主にこの「ピック弾き」からは始めることが多い。
【素材】
セルロイドなどのプラスティックや合成樹脂が主流。その他ゴムやフェルト、金属、木、石、骨、角などもある。中にはコインを使って弾く強者もいるが構造上弾きにくい。また、セルロイド以外のプラスティック系素材にも、ナイロン、ポリアセタール、アクリル、デルリン、カーボンなどもあり、使用によってサウンドのキャラが変わってくる。素材によっては自分で加工される人もいます。

【形状と硬さ】
三角形型が基本的なかたちで、トライアングル型(通称:おにぎり型)、ティアドロップ型、ジャズ型、サムピック型など他にもたくさんあります。硬さの種類は主に4種類あり、薄い順から「THIN」→「MEDIUM」→「HARD/HEAVY」→「EXTRA HEAVY」(最も硬い)

初心者の方でコード弾きを中心に練習する方なら形状は「おにぎり型」硬さは「MEDIUM」くらいから始めて後から好みに合わせていく事をおすすめしています。
ピックの種類と特徴
ここではトライアングル型(通称:おにぎり型)、ティアドロップ型、ジャズ型、サムピック型の解説をします。
トライアングル型(通称:おにぎり型)

【特徴】
見た目が「おにぎり」のような形なので「おにぎり型」と呼ばれています。
ピックの中でも持ちやすくコード弾きなど弾き語りを中心に演奏する方はこのタイプを愛用している方が多いです。
ソロなどの単音を弾くこともできますが、速弾きなどするかたには好まれません。
また角の部分が3点とも均一なので削れて消耗しても別の角で弾けるのがこのピックのメリットですね。

コード弾きやストローク中心に向いています。
ティアドロップ型

【特徴】
ティアドロップ=「涙のしずく」と名前の通りそのような形をしております。
もっともよく使われているピックです。コード弾きから単音のソロまで幅広くカバーでき、エレキギターなどによく使われています。
ピックの先も鋭くなっているため軽い力でピッキングできます。

カッティングやギターソロなど1曲で使い分けるにはこのピックがいいですね。
ジャズ型

【特徴】
ジャズギタリストの方が愛用されているピックですが、テクニカル系のハードや、メタルのギタリストにも人気のピックです。
ティアドロップよりもさらに鋭くなっているため速弾きなどスムーズにピッキングしやすい。

今後速弾きなどしたい方は是非試してみてください。他のと比べて違いがわかりますよ。
サムピック型

【特徴】
サムピックのサムは「親指」のことで、親指にはめて主に低音弦をピッキングします。
フィンガーピッキングなどをするとき親指で低音弦を弾くのですが、それのサポート的な役割があります。
指で弾くより低音の輪郭がはっきりし、より演奏に力を与えます。

アルペジオやギャロッピング、ソロギターなど演奏される方に愛用されています。
おすすめのピック【5選】
Fender MEDIUM-WHT(おにぎり型)
☆コード弾きや弾き語りを中心に演奏されるかた向け☆

定番のフェンダーのピック。材質はセルロイド。
楽器屋さんにいけば必ずといっていいほど、どこにでもあります。それが使っていくうちに一番ありがたいことに気づかされます。
使い慣れたピックが紛失したり割ってしまったら困りますよね。もしその日が大事なライブの日だったとしたら、、、でも大丈夫。楽器屋でもスタジオに必ず置いてあります(個人の見解)

色々なピックを使ってきましたがなぜか1周まわってここに落ち着くそんなピックです。
JIM DUNLOP TORTEX STD(ティアドロップ型)
☆コードもギターソロもオールマーティーに演奏したい方☆

ダンロップ社のピック。素材はトーテックス。
こちらも定番のピックです。個人的にはエレキを弾くときにこのピックを良く使っていました。
こちらも楽器屋さんにいけば必ずといってあります。

フェンダーと同じくらいお世話になっているダンロップ。ライブハウスやスタジオの床をみると良くみかけるくらいロングセラー
MASTER 8 JAPAN IFS-JZ088 INFINIX JAZZIII XL TYPE HARDGRIP (ジャズ型)
☆今後ジャズやテクニカルな演奏をされる方☆

日本有数のピックメーカー「マスターエイト・ジャパン」
最高のサウンドを開発するためピックに焦点をあてたのが実に素晴らしい。
こちらのピックはINFINIX(インフィニックス)という素材を使っており、世界でも初めて採用された新素材です。

まだ歴史が浅いMASTER 8 JAPANですが、プロアーティストからは絶大な人気を獲得しています。
こだわりの詰まったピック一度はお試しあれ
TAB nine9 TE127-MBL×GY(サムピック型)
☆今後ソロギターやギャロッピングなどを中心に演奏されるかたにおすすめ☆

- TAB Specialから生まれた新発想のフラットピック「nine9」
- 『TAB Specialサムピック同様、フラットピックも落ちないピックに出来ないか?』とのお客様の要望に答えて開発した商品。まさに“落ちないフラットピック”です。

サムピックは色々使ってきましたが現在はこのメーカーのピックに落ち着きました。
ベルト調整ができるのが素晴らしい
SILENT PICK SUPER SILENT N-2000
☆夜間自宅で練習したい方向けの弱音ピック☆

静かに演奏するために作られたピック。
ただこちらは単音弾きには向いていないため、基本コードストローク専用になります。
実際のピックとは感覚がかけ離れているため、雰囲気的な要素で練習したほうが良いです。

昼間は仕事や学校で時間がない、夜間にしか練習できないってかたは是非試してみてください。
ポイントとまとめ

上記の「ピック5選」を比較表にまとめてみました。
製品 | 種類 | 使用感 | 素材 | 市場価格 |
---|---|---|---|---|
おにぎり型 | 良い | セルロイド | (10枚) 600円前後~ | |
JIM DUNLOP TORTEX STD 0.73 | ティアドロップ型 | 良い | トーテックス | (10枚) 1,000円前後~ |
MASTER 8 JAPAN IFS-JZ088 INFINIX JAZZ III XL TYPE HARDGRIP | ジャズ型 | 単音弾きに優れている。 | インフィニックス | (10枚) 1,500円前後~ |
サムピック型 | 調整、慣れが必要 | 合成樹脂 | (1個) 500円前後~ | |
サイレントピック® N-2000 | サイレント型 | ペラペラ | 再生プラスチック | (2枚) 800円前後~ |
- 新しくピックの購入を考えている方
- 今のピックに満足できていない方
- 予備に持っておきたい方
- 色々ピックを試したい方
さいごに
いかがでしたでしょうか?
この記事を見て頂いて少しでも読者さまのお役に立てれば嬉しく思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。

素敵な音楽ライフを!
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