- 『エフェクター用パワーサプライ』とは
- 『エフェクター用パワーサプライ』の選び方のポイントが知りたい
- 買うならどの『エフェクター用パワーサプライ』がおすすめ?

音楽・ギター歴20年以上、音響の仕事経験のある筆者が『エフェクター用パワーサプライ』について詳しく解説しますよ。
これから購入を考えている方や、そうでない方も是非参考にしていただけると幸いです。
音楽歴20年以上、主にギタリストとして活動。プロアーティストをメインに全国各地でサポートギター、レコーディングなどに参加。海外遠征や某メジャーアーティストのツアーライブサポート経験あり。年間最高150ステージ以上、通算1000ステージ以上のキャリア。DTM製作も行っておりアーティストや企業などに楽曲提供。下積み時代に音響関係の仕事に関わりPA機材など知識もあり、新規店舗などの音響設置のコンサルなども行う。また介護・医療施設などの音楽レクを取り入れたボランティア活動もしております。
【主な使用楽器】エレキギター、アコースティックギター、ベース、ピアノ、ウクレレ、一五一会、三線、カホン、ドラムなど。
エフェクター用パワーサプライとは

エフェクター用パワーサプライは、複数のエフェクターに電源を供給することができるアイテム。
複数のエフェクターを使用する際に、電池や個別に電源を使用しなくてもこれ1台で各エフェクターに電源を賄うことができるので、複数エフェクターを使用するかたにはなくてはならないアイテム。
エフェクター用パワーサプライは種類もいろいろとあり、さまざまなメーカーから販売されています。
自分のエフェクトボードにあったパワーサプライを導入することで、配線をうまくまとめれたり、ノイズや音質などの改善も期待できます。

『電源を制する者は音色を制する』なんて言葉も使われるくらいサウンドに大きく影響するアイテムである事には間違いでしょう。
『エフェクター用パワーサプライ』どこで売ってる?どこで買うのが良い?

『エフェクター用パワーサプライ』は楽器販売店やギター専門店などで購入することができます。
近くに楽器店などがないかたはAmazonや楽天市場などのECサイトで購入も可能です。
特にネットショッピングでの購入は楽器専門のオンラインストアがおすすめ。
有名なところでは『サウンドハウス』です。
アマチュア~プロのミュージシャンまで御用達の楽器倉庫です⇩
【選び方のポイント】

現在使用しているエフェクターやこれから追加していくエフェクターなども考慮した上で、選ぶことをおすすめします。
【ポイント❶】パワーサプライのタイプ
『パワーサプライ』は以下のような3つのタイプがあります⇩
❶通常型

各メーカーから種類が豊富
種類も多くコンパクトなタイプも多い『通常型』はアナログ系エフェクター中心のプレイヤーにはおすすめです。
デジタルエフェクターとアナログエフェクターを同時使用時にノイズなどが発生することもあります。
デジタル回路特有の「変動電圧」が起因となっており、デジタルエフェクターを別のアダプターで使用するか、または電池駆動させることにより改善します。

アナログ系エフェクターのみ使用の方にはおすすめ
❷分離型(分岐タイプ)

お手軽でコスパがいい
できるだけ安いものを選ぶなら『分岐型』のパワーサプライがおすすめ。
分岐型は1つのACアダプターから複数のケーブルを繋いで電源を供給するタイプになります。
ただし、レギュレーターがないため、エフェクターをたくさん繋げすぎるとノイズの原因になります。

使用しているエフェクターがアナログ系であまり数を使わない方にはおすすめ
❸独立型(アイソレート)

ノイズに強い
ノイズや音質改善などを重視されている方なら「独立型」のパワーサプライがおすすめ。
独立型は「アイソレート」とも呼ばれており、出力端子ごとにレギュレーターが用意されているため、ノイズなどを軽減することができます。
その分、機能面に優れるため他の機種よりは価格が高くなります。
ノイズを軽減させたい改善させたい方には『独立型』が良いでしょう。

アナログ系デジタル系両方を使用したい方にもおすすめ
【ポイント❷】電流容量
デジタルエフェクターを使用するかたは特に注意
パワーサプライには『電流容量』A(アンペア)やmA(ミリアンペア)で表記されています。
例えば、電流容量が『450mA』の場合は、接続するエフェクターの消費電流合計が450mA を超えてしまうと、パワーサプライは安定した電源供給ができなかったり、音が途切れたりすることがあります。
消費電流は各エフェクターによって異なり、アナログ系は消費が低く、デジタル系は消費が高い傾向にあります。
アナログ系 | 『6~40mA』 平均的に15mA前後のエフェクトペダルが多い傾向 |
デジタル系 | 『65~500mA』 アナログの倍以上の消費電流がある |

ちなみにコンパクトマルチエフェクターで人気の『ZOOM MS-50G』はこれ1台で500mAの消費電流があります。

消費電流はエフェクター本体や説明書に表記されているので確認すると良いでしょう。
【ポイント❸】対応電圧(9V ・12V・14V ・18V)

一般的に多いのが『9V』
一般的によく使われているエフェクターの多くが「9V」
その他に「12V」や「18V」などに対応したエフェクターもあります。
9V対応のパワーサプライに電圧が大きいエフェクターを繋げても使うことができないので注意。

エフェクター側に記載されている電圧もチェック
【ポイント❹】センターマイナス、センタープラスの極性に注意
エフェクターの電源には『センターマイナス』と『センタープラス』の2つの極性があります。
ほとんどのエフェクターは『センターマイナス』ですが、稀にヴィンテージエフェクターなどでは『センタープラス』のものが存在します。
今まで専用のアダプターを使用していたけどパワーサプライを導入したら起動しなくなったなど話がありますが原因はこの極性の違いがそうでしょう。
極性反転アダプター

センタープラスで駆動するエフェクターにセンターマイナス出力のパワーサプライを接続可能にする極性反転アダプター
この上記のアダプターでプラスととマイナスを変換することができます。

パワーサプライを導入する前に必ず使用するエフェクターの電源入力部をご確認しましょう。
おすすめ『エフェクター用パワーサプライ』の詳細

❶『VITAL AUDIO/ POWER CARRIER VA-08 MKII』
❷『CAJ AC/DC Station VI』
❸『VISUAL SOUND 1SPOT MC8 MULTI』
❹『VOCU Baby Power Plant Type-B』
➎『STRYMON Ojai R30』
『まとめ』

■『エフェクター用パワーサプライ』とは
- エフェクター用パワーサプライは、複数のエフェクターに電源を供給することができるアイテム。
■『選び方のポイント』
- ❶『パワーサプライのタイプ』
- ❷『電流容量』
- ❸『対応電圧』
- ❹『センター・プラス/マイナスの極性』
■『おすすめ紹介』

いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただき、すこしでも参考になっていただけたら嬉しくおもいます。
さいごまでご覧いただき誠にありがとうございました。
音楽歴20年以上、主にギタリストとして活動。プロアーティストをメインに全国各地でサポートギター、レコーディングなどに参加。海外遠征や某メジャーアーティストのツアーライブサポート経験あり。年間最高150ステージ以上、通算1000ステージ以上のキャリア。DTM製作も行っておりアーティストや企業などに楽曲提供。下積み時代に音響関係の仕事に関わりPA機材など知識もあり、新規店舗などの音響設置のコンサルなども行う。また介護・医療施設などの音楽レクを取り入れたボランティア活動もしております。
【主な使用楽器】エレキギター、アコースティックギター、ベース、ピアノ、ウクレレ、一五一会、三線、カホン、ドラムなど。
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