- スラム奏法やソロギターの演奏に「ベース音」を足したい
- ルーパーなどの多重録音でベース音パートを作りたい
- 弾き語りのコード演奏に厚みを加えたい
- オクターバーについて
- スラム奏法に向いているオクターバーとは?
- おすすめのオクターバー【3選】
- まとめ
音楽歴20年以上、主にギタリストとして活動。プロのアーティストをメインに全国各地でサポートギター、レコーディングなどに参加。年間最高150ステージ以上、通算1000ステージ以上のキャリア。DTM製作も行っておりアーティストや企業などに楽曲提供。下積み時代に音響関係の仕事に関わりPA機材など知識もあり、新規店舗などの音響設置のコンサルなども行う。また介護・医療施設などの音楽レクを取り入れたボランティア活動もしております。
この記事をご覧頂いて、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
- オクターバーの機能を知ることができる
- ポリフォニックモードの使い方がわかる
- スラム奏法に向いているオクターバー
オクターバーについて
今や数多く販売されているエフェクター「オクターバー」ですが知らない方のために簡単に説明します。
「オクターバー」とは1つの音声信号にオクターブ上またはオクターブ下に音を加えてくれることで1人で二人分演奏しているかのような効果があります。

またこの奏法を「オクターブユニゾン」と呼びます。
スラム奏法に向いているオクターバーとは?

ワンマン演奏のようなスラム奏法やソロギターだと、シンプルなオクターバーでは少し機能が足りません。
必要だと思う機能は3つ考えられます。
- 「ポリフォニックモード」
- 「レンジ調整」
- 「DRY/WET(アウトプット)」
ポリフォニックモード

ギターコードのような複数弦を鳴らした演奏でも音声を検知し、目的の音を生成してくれる機能。それとは反対に「モノフォニック」があるが、こちらは単音のみしか音声を検知できません。
(※単音のみの演奏ならモノフォニックモードの方が効果が良い場合があります)
レンジ調整
ポリフォニックモードによって得られたエフェクト音を「どの周波数帯域まで使うか」調整する機能。
例えばギターコードCを弾いた場合、オクターブ下の音が原音と同じだったり、濁ったりすることがあります。

この部分を軽減するのに「レンジ調整」が必要になります。

DRY/WET(アウトプット)

【アウトプット DRY/WETとは?】
- DRY→ダイレクト音で何の処理もされていないそのままの音
- WET→エフェクト音で効果を加えたサウンド
上記のイラストはあまり実用的ではありませんが、わかりやすく説明するとこのようになります。
オクターバーによってはこの「DRY/WET」がついていない機種もあります。これが装備されているのとないとでは何が違うのか?
例えば他のエフェクターで「ディレイ」を使いたいとすると下記のイラスト上段①のようになるかと思います。

この場合だとオクターブにまでエフェクトがかかってしまい、かえってゴッチャになることもあります。(ただ、これが狙いであれば問題ではありません)
イラスト下段②の接続例であれば、オクターブにディレイがかからずアコギにのみかけることができます。この場合は別にミキサーやラインセレクターなどを用意する必要があります。
おすすめのオクターバー【3選】

BOSS OC-3

BOSS SUPER Octave OC-3はオクターバーで初めてポリフォニックモードが使われた機種になります。ギタリストやベーシストに非常に人気があります。
モノフォニックの「DRIVEモード]は良く歪みロック系には最適です。
BOSS OC-5

BOSS/OC-5 Octave はBOSS SUPER Octave OC-3の後継機になります。OC-3になかったオクターブ上が加わりサウンド幅が広がりました。レンジ調整に「LOWEST」が追加したことにより、ギターコードの一番低い音だけを検知してくれる仕様になりました。

Electro Harmonix BASS 9 Bass Machine

electro-harmonix BASS9 BASS Machine
まとめ
- 価格で選ぶならこれ!人気の高いBOSS SUPER Octave OC-3
- 簡単操作で疑似ベース音+疑似12弦ギターが作れるBOSS OC-5 Octave
- リアルなベースサウンド、キャラクター豊富なelectro-harmonix BASS9 BASS Machine
いかがでしたでしょうか?
この記事を見て頂いて少しでも読者さまのお役に立てれば嬉しく思います
最後までご覧頂きありがとうございました

素敵な音楽ライフを!
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